インタラクティブ分析 – オプション分析

インタラクティブ・ブローカーズのオプション分析ウィンドウは、各リスク範囲の単位変化に対するオプション価格の変化率を反映した値を表示する、便利な機能です。

インタラクティブ・ブローカーズのオプション分析にアクセスする

モザイクでオプション分析にアクセスする場合は、新規ウィンドウをクリックして、オプションツールまで下がります。オプション分析、インタラクティブ分析、オプション分析の順に選択してください。

オプション分析は、オプション・チェーンと、コールとプットの2つの約定価格チャートという、3つのエリアで構成されています。

オプション・チェーンでは、左上にシンボルを入力して原資産を選択できます。タブ表示とリスト表示を調整したり、表示される権利行使価格の数の調整、設定ギアをクリックしてデータコラムの編集もできます。

コントラクト価格プロットの入力方法

オプション・チェーンの権利行使価格をクリックすると、ウィンドウの右側にある約定価格プロットに、上にはコール、下にはプットが自動入力されます。

また、コールのプロットの左上にシンボルを入力し、オプションを選択して別のシンボルのオプション・チェーンを表示させて権利行使価格を選択すると、2つのプロットにコールとプットが入力されます。

コントラクト価格プロットには何が表示されるのでしょうか？       

ギリシャ指数と併せて、オプション価格を原資産価格に対してプロットすることができます。デルタ、ガンマ、ベガ、シータ、ローは、画面右上のカーブの横にあるドロップダウンをクリックしてください。プロットには、チャートと照らし合わせやすいように、直近の終値と現在の基準価格が縦線で表示されます。

オプション価格をプロットする

プロットの左側にある「シナリオ」の横のプラスサインをクリックすると、オプション価格と原資産価格をプロットする際の選択肢が表示されます。選択肢は、次より複数選択できます。

• 基準点として使用する直近のクローズ基準値。
• ボラティリティ・プラス15%。これを選択すると相対的に15%の変化が加わり、オプションのインプライド・ボラティリティが 50%だった場合、ボラティリティ・プラス15%にチェックを入れると、インプライド・ボラティリティは57.5%になります。
• ボラティリティ・マイナス15%。これを選択すると相対的に15%の変化が引かれ、オプションのインプライド・ボラティリティが 50%だった場合、ボラティリティ・マイナス15%にチェックを入れると、インプライド・ボラティリティは42.5%になります。
• Time -1。これを選択すると、満期までの時間が1暦日短縮されます。
• 直近。これを選択すると、更新されるオプションの最新価格を見ることができます。
• カスタム日付、そして
• 最後の取引日です。

好きなエリアにカーソルをあて、各原資産価格のさまざまなシナリオのオプション価値をご覧ください。

オプション分析を使用してオプションのギリシャ指標をプロットする

プロットをオプション価格からギリシャ値のどれかに変更することで、直近の値、直近取引日の値、およびカスタム日付の変化を視覚化することができます。オプションのギリシャ指標は次のように定義されます。

• デルタ:原資産の株価が1単位変化した場合の、オプションの理論的価格の変化率を示す指標。
• ガンマ:原資産の株価が1単位変化した場合の、オプションのデルタの変化率を示す指標。
• ベガ:ボラティリティ想定が1単位変化した場合の、オプションの理論的価格の変化率を示す指標。
• シータ:オプションの満期日までの時間が1単位変化した場合の、オプションの理論的価格の変化率を示す指標。
• ロー:金利が1%変化した場合の、オプションの理論的価格の予想変化の指標。

オプション価格のプロットと同じように好きなエリアにカーソルをあて、その原資産価格でのオプションのギリシャ指標を見ることができます。

結論

インタラクティブ・ブローカーズのオプション分析は、価格とギリシャ指標によるオプション価格の変化を明確にグラフ化したい、すべてのレベルのトレーダーに役立つツールです。